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村上絢氏が姿見せるも、黒田電気株主提案否決で村上ファンド復活遠のく? 

村上世彰氏の社外取締役選任は否決

8月21日に開催された電子部品商社・黒田電気の臨時株主総会。村上世彰氏らの社外取締役選任の株主提案は否決されました。村上世彰氏、村上絢氏らの新「村上ファンド」の復活は遠のいたのでしょうか。今後の動きを検証しました。

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臨時株主総会に姿を見せた村上絢氏

この日、開かれた黒田電気の株主総会は、多くの報道陣が集まりました。
焦点となっている村上世彰氏は、シンガポール在住ということもあってか姿を見せませんでしたが、娘で投資ファンド「C&I」を率いる村上絢氏の姿が。

黒っぽい服装に身を包み、臨時株主総会には裏口から会場入り。
これまでマスコミの事前取材には応じていたものの、カメラの前に姿を現すことはありませんでした。
臨時株主総会後は無言で会場を後にしました。

村上世彰、絢氏からの要求とは

黒田電気に対して、村上世彰、村上絢氏からの社外取締役選任の提案があったのは今年6月。
そこから鳴りを潜めていた村上ファンドの復活か、とマスコミを騒がせることとなりました。

村上世彰氏、村上絢氏の父娘らが求めているのは、利益を100%株主に還元すること。
そしてM&A(企業の吸収合併)などによって、黒田電気の企業価値を向上させることでした。

これにたいし黒田電気側は取締役は必要十分な人数がいること。
そして株主への利益還元も、今後の経営戦略を考慮して行っていることなどを主張。

村上氏側、黒田電気の間でプロキシファイト(委任状争奪戦)が展開されたものの、臨時株主総会では60%の株主が否決に回りました。

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黒田電気以外でも大株主に

黒田電気に対する株主提案が否決されたとはいえ、村上世彰氏、村上絢氏らの新「村上ファンド」は、他企業の株式も大量保有していることがあきらかになっています。

そのひとつが、エクセル
7月13日時点で、村上氏らがエクセル株の7.32%を保有していることが判明。
もう一社は、三信電気。こちらは共同保有分とあわせて5.09%。

両社とも半導体商社であり、株式保有の目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」となっています。

目的は電機業界の再編?

村上世彰、村上絢氏らの株式大量保有が明らかになった企業は、いずれも電子部品や半導体関係。
そのため、村上ファンドが株式を保有しているのは、業界再編を視野に入れてのこととの観測もあるようです。

しかしながら、今回の黒田電気の臨時株主総会で提案が否決されたことで、そうした目論見も出鼻をくじかれた感があります。

それでは、村上ファンドが狙いをつけている銘柄とは、どのようなものなのでしょうか。
それは端的に、業績にたいして割安であること。そして内部留保が多く、それを活用していない会社、のようです。

世間を騒然とさせた旧村上ファンドとは違って、新村上ファンドは自己資金で投資を行っているそうですが、はたして村上世彰、村上絢の父娘の次なる標的となる企業は現れるのでしょうか。

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明日に迫った黒田電気臨時株主総会

村上ファンドの流れを組む、村上絢CEOのC&Iホールディングスが大株主となっている黒田電気。臨時株主総会が8月21日に開かれ、村上絢氏の父親である村上世彰氏の社外取締役選任は否定されました。鍵を握るのは議決権行使助言会社の動向。日本では聞きなれないない議決権行使助言会社とは。

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鍵を握る議決権行使助言会社

議決権行使助言会社の役割は、機関投資家や一般投資家に対し、株主としての議決権の行使について助言を行うこと。中小規模の機関投資家に対し、その情報力と調査能力で、株主総会でより有利な結果を得られるようアドバイスします。

今回の黒田電気の臨時株主総会でも、複数の議決権行使助言会社が投資家にアドバイスをしているそうです。その議決権行使助言会社の動向も、黒田電気の臨時株主総会の結果の鍵を握るとみられています。

それというのも、業界大手の二社の対応が分かれているからです。
大手の一方である、米インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)が、C&Iが求める社外取締役候補に賛成。対照的に、もう一方の大手であるグラスルイスは反対を助言しているといいます。大手二社の間で対応が分かれる結果となっているようです。

外国人株主の動向に影響?

黒田電気の株主比率は、外国人投資家が43%と比較的高いのが特徴となっています。
そのため、米大手の議決権行使助言会社の動向が注目されているのです。この二社は、黒田電気の外国人株主の多くを顧客に抱えているとみられています。

ここで、村上絢氏と父親である村上世彰氏らの主張を簡単に振り返ってみましょう。
両者の主張は基本的には、旧村上ファンド時代と変わっていないようです。村上氏らの社外取締役選任を求めるのも、黒田電気が株主への利益還元を十分に果たしていないとみているためです。村上絢、村上世彰氏らの主張は、黒田電気の内部留保をもっと株主へ還元しなさい、というもの。

議決権行使助言会社であるISSはC&Iの主張に同調。
黒田電気がいまだ株主へ利益を十分に還元していないと見ているようです。一方のグラスルイスは、C&Iの求める利益還元策には十分な根拠がないとみており、ISSとは対極的な立場にあるとみられています。

黒田電気の株価への影響は

はたして、これら議決権行使助言会社の動向が外国人株主にどのような影響を及ぼすのか。
また、村上氏らの社外取締役選任の要求がとおってしまうのか。
その結果によって、黒田電気の株価はどのような値動きを示すのか。

黒田電気の株価は8月19日に年初来高値を更新しました。
それでも村上絢氏の主張は、黒田電気の株価が業績よりも割安であるというもの。
つまり、リターンを期待している株主にとってマイナスであるということ。村上絢氏と父の村上世彰氏らの一連の行動も、株主の不利益を看過している企業側への異議申し立てなのでしょう。
黒田電気は株価を上げるため、最善を尽くすべきだというのが、村上絢氏らの主張の原点であるようです。

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会社はだれのものか

村上絢氏や父である村上世彰氏ら投資ファンドの動きがクローズアップされるごとに、繰り返される問題が「会社はだれのものか」という問い。

会社は株主のためのものなのか、経営者のためのものなのか、従業員のためのものなのか。
経済学者で東京大名誉教授でもある岩井克人氏は、そのものすばりのタイトル「会社はだれのものか」を上梓し、問題提起しています。

この本は、堀江貴文氏による一連のライブドア騒動を念頭に書かれました。
その堀江氏自身は、会社はだれのものか、という問いにたいして「どうでもいいよ」と一蹴。
はたして会社は誰のものなのか。

今回の村上絢、村上世彰氏の父娘と黒田電気の攻防は、深い問いをはらんでいるのかもしれません。

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村上絢氏率いる投資会社C&Iと村上ファンドとの共通性は

先日の記事でもご紹介した、「物言う株主」村上世彰氏の長女である村上絢氏。投資家として一躍脚光を浴びる存在に。その絢氏が率いる投資会社C&Iと村上ファンドとの共通点について考えます。

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弱冠27歳の投資会社CEO(最高経営責任者)村上絢氏。
その絢氏が率いる投資会社C&Iが、黒田電気にたいして臨時株主総会を請求。父である村上世彰氏らの社外取締役選任などを求めました。
村上氏やC&Iなどが保有する黒田電気の発行済み株式比率は14%強に達しているそう。

こうした一連の動きを受けてか、黒田電気の株価は、7月14日に年初来高値を更新しました。

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こうした要求の目的はどこにあるのか。
村上氏やC&Iは、「株主利益の還元」を掲げています。
ここでいう株主利益の還元とは、あくまで短期的な利益をさしているのではないでしょうか。
企業の業績改善による配当増や株価上昇による売却益。

一方で、企業側としては株式市場で調達した資金を成長や投資にまわしたいという思惑が。

こうして、ファンドと企業双方の思惑が衝突することによって、村上絢氏の父である村上世彰氏が巻き起こした村上ファンド騒動が世間の話題になったのでしょう。

村上ファンドが投資家から資金を募って運用していたのに対して、村上絢氏のC&Iは自己資金という違いはあるようですが、志向するところはおそらく同じなのでしょう。

村上絢氏が率いるC&Iとは



村上絢氏が率いる投資会社C&Iは、もともと「ベンチャー・リンク」という企業でした。
フランチャイズ加盟店の開発を主な事業内容としていたものの、経営不振からフランチャイズ加盟店から訴訟を起こされたこともあり、事実上倒産
ところが、この倒産した企業が、村上家の資産を運用する「C&I」として復活します。

このC&Iだけでなく、旧村上ファンドに関係する投資ファンドは次々と買収戦を仕掛けているそう。
家電量販店最大手のヤマダ電機の株式16%を保有する筆頭株主「エフィッシモ・キャピタル・マネージメント」。このファンドを設立した人物は、旧村上ファンドで資金運用責任者を務めていたとか。

村上絢氏と投資会社C&Iも、こうした旧村上ファンド復権の動きの延長線上にあるのでしょう。

村上絢氏や復権を遂げつつある旧村上ファンド系の投資会社が、どれほどの資金力を持っているのか、今後明らかになってくるのかもしれません。いずれにしても、目を離せない存在になりそうです。

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物言う株主再び?村上世彰氏の長女、村上絢氏と投資会社C&I 

村上絢氏に受け継がれた投資家の血

「物言う株主」村上世彰氏の長女、村上絢氏が父と同様、投資家として一躍脚光をあびています。村上絢氏とは何者なのか。その知られざる横顔とは。

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2000年代初頭、「物言う株主」として一世を風靡した村上世彰氏。
阪神電鉄の株主総会で、阪神タイガーズの株式上場を提言するなど、その言動で注目を集めました。「村上ファンド」の一連の出来事はいまだ記憶に新しいところ。しかしながら、村上世彰氏は証券取引法違反の罪で懲役2年、執行猶予3年が確定。その後は、世間の表舞台から離れていました。

ここにきて、父親と同様、投資家として脚光を浴び始めているのが村上氏の長女、村上絢氏。
村上絢氏は27歳。慶応大学を卒業後、モルガンスタンレーMUFG証券に就職。父と同じように、金融の道を歩み始めます。
現在の肩書きは投資会社C&Iの最高経営責任者(CEO)。

先月のこと。村上絢氏率いるC&Iは、電子部品商社の黒田商事に臨時株主総会開催を請求。
さらに、父である村上世彰氏ら4人の社外取締役就任を要求するという挙に出ます。
これに対し、黒田電気側は村上氏らの社外取締役就任を拒否。その一方、配当額を引き上げることを表明しています。村上絢氏とC&Iは、一定の成果を得たといったところでしょうか。

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「村上ファンド」と「C&I」の違いとは

村上絢氏は父の村上世彰氏を投資家として尊敬しているようです。
父の世彰氏が率いた村上ファンドと、絢氏がCEOを努めるC&Iには、運用資金の面で異なります。
村上ファンドが投資家から資金を預かって運用していたのに対し、C&Iは自己資本といいます。
そのため、村上絢氏のC&Iは、ファンドの運営方針を顧客の意向に左右されることなく、経営陣の意向がファンドの運用方針に反映されやすといえるのではないでしょうか。

14日には、村上世彰氏の大量の株式保有が判明したエクセル、三信電機が高値を更新するという事態に。娘の村上絢氏とともに、村上世彰氏もその存在感と健在ぶりを株式市場に見せ付けました。

その村上絢氏。
今後も上場企業に経営環境の改善を働きかけていくとのこと。
現在はシンガポールに在住する父、世彰氏から投資哲学を十分に学んでいるのでしょう。

ギリシャショックで落ち込んだ日本の株式市場も回復の兆しを見せています。
この村上父娘が、これから株式市場の台風の目となるのでしょうか。またこの村上家がどのような銘柄を保有しているのか。個人投資家としては気になるところかもしれません。

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