So-net無料ブログ作成
検索選択

今年の就活は「売り手市場」。でも大切なのは今よりも、入社10年、20年後。 

経団連の選考後ろ倒しで就活戦線にも異変?

経団連を中心として大手企業が、こぞって採用選考を後ろ倒ししました。
もともとは、学生の負担を減らすための措置だったはずが、やはり優秀な学生を一足早く確保したいという心理は消せないようです。なかには、まさに内々に内々定を出している会社もあるのだとか。「就職氷河期」しか知らない世代にとってはうらやましい話ですが、はたして…。

スポンサーリンク





今年から多くの企業で行われるようになった就職選考時期の繰り下げ。
といっても、経団連企業の取り決めであるので、経団連に所属していない企業にとっては実質的には規制の対象外。

くわえて、アベノミクス効果で業績が改善。採用を積極化する企業も増えています。
そのため、水面下で優秀な学生へのアプローチも行われているのだとか。
もちろん、正式に採用選考を経た後でなければ、内定も出せないでしょうから、選考前にアプローチがあったとしても、採用を確約するものではないのでしょう。

a0003_001886.jpg

つい数年前まで氷河期だった就職内定率

にわかに、熱気を帯びてきた就職戦線。
でも、つい数年前を思い出してみてください。

大卒内定率は、60~70%台に落ち込んだままでした。
つまり、10人に3人は就職先が決まらないという厳しい状況。就職先未定のまま、大学を卒業せざるをえない学生も多かったはずです。

もちろん、新卒採用だけが社会人への道ではありません。
とはいうものの、周囲の友人が次々と内定を決めているのを横目で見ているのはつらいもの。
LINEやFacebookといったSNSで、友人の近況がすぐにわかってしまう今の学生は、なおさらそうなのでしょう。

このような厳しい就職状況を踏まえて、進路指導を特色にする大学も少なくありません。
あいさつ、社会人のマナーなど、企業側が安心して採用できる評価ポイントを叩き込むのがその特長。
そうした手厚い就職指導が評判となって、少子化の時代に学生確保に成功する大学も増えてきています。

バブル期入社組の苦境

就職状況が改善すれば、進路指導に力を入れる大学の存在意義は薄れるのでしょうか。
そうともいえないと思います。

当然ながら、景気が循環する以上、採用状況だって再び悪化することもあるでしょうから。

その最たる例が、バブル期の入社組。
当時は学生が他社の試験を受けられないよう、内定者を接待して囲い込みをしたというのですから、いかに特異な時代であったか。

問題はバブルがはじけた後。
仕事が減れば、バブル期に大量に入社した人材が余ってきます。家族も、住宅ローンも抱えているというのに、リストラにあったという話は珍しくありません。

会社員は安泰という神話

会社員として給与生活を送る生き方が定着し始めたのは、大正から昭和にかけてのようです。
そして、会社員人口が爆発的に増えたのが、戦後の高度成長期。
つまり、会社員という生き方は、長い人類史のうちで、まだ1世紀ほどの歴史しかありません。

最近は、若者を中心に、定年まで同じ会社で働き続けたいという安定志向に回帰しているとか。
歴史を振り返ると、会社員が現れ始めた昭和初期には、転職も頻繁に行われていたらしい。
終身雇用は安心といっても、ごく最近に作り上げられた幻想なのかもしれません。

削られていくサラリーマンの恩恵

その幻想も足元から崩れていきそうな気がしてなりません。
サラリーマンがこれまで享受してきた「恩恵」は、削られ始めています。

残業代ゼロの「ホワイトカラーエグゼプション」は、対象となる高所得層がまだ限られています。

一方、多くのサラリーマンにかかわってくるのが「配偶者控除の縮小」ではないでしょうか。
これまでは配偶者の所得が年間「108万円」までなら課税対象にならなかったのが、今後は引き下げられてくるのかもしれません。

女性の社会進出を後押しする政策目的が背景にあります。

こうなると、これからは夫婦共働きが当たり前になるかもしれません。
共働きも都会では珍しくないことでしょう。一方、地方では必ずしも主流ではありません。
共働きでなくても、住居費などの生活コストが比較的低いためです。

これからは男性が会社の給料を家計にいれても、家族から尊敬されなくなるかもしれない。
女性も寿退社、永久就職なんていってられなくなるかもしれない。

今、この会社が就職先としてベストな選択だと思っていても、それはあくまで「今」に限った選択かもしれない。問題は10年、20年後に、就職先がどうなっているか。

就職活動では目の前の面接をどうクリアすればいいかということばかり意識しがちですが、その先を見ることが必要。これは就職活動に限ったことではなく、人生全般にあてはまる話かもしれません。

スポンサーリンク





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース
登録していただくと更新情報が届きます follow us in feedly

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。